Abu Ambassadeur 5000 | オールドリールのコト

ABU

アブアンバサダー 5000 1960年代後期

今回紹介するアンバサダー5000はBigAと呼ばれている、ロゴが”Amabassadeur”のモデルになります。1960年代の後半に製造されたモデルと推測されます。

一般的な5000モデルになりますが、この頃のモデルはリールフットがエンボス加工のされていない”スムースフット”と呼ばれるタイプになります。
1960年〜1970年ごろまでは6桁のナンバーが刻印されています。6桁の最初の番号が「0」から始まるタイプのモデルと「1〜9」の番号で始まるタイプに分かれます。

0からのタイプは製造年の判別が可能ですが、1-9のモデルは正確に判別することができないようですが、「1-9」は『61年-69年』のように、頭番号がおおまかな製造年を表していると言われています。
今回の個体は”981925″のフットナンバーで、上記のデータによると1969年かなと思われますが、確証が無いため1960年代後期としています。


カウンターバランスのハンドルは付け替えられたもので、5500Cのハンドルです。
リール上部に置き傷がみられますが、全体的に綺麗な状態です。

中身はオーバーホールを済ませているので、綺麗に整っています。オークションや中古ショップで購入したらまずは開けてみましょう。ほとんどの場合が古いオイルで黄ばんでいたり、中にはオイルが抜けてしまい、砂のような金属粉が飛び散っている場合もあります。

ビンテージリールを手にするときは、そのようなコトも楽しみながら自身のリールにしていく醍醐味がありますね。古いリールですが、手直しをしていけば、次の代まで継ぐことができるリールです。

アンバサダーの定番メンテナンスも近日中にアップして参ります。
初めてのオールドアブを手にした方でも見ればメンテナンスできる内容にしてまいります。

オールドアブを使用して、飛ばない、使いづらいと思っているのは、
そのアブのポテンシャルを引き出せていないだけのことなんです。実践使用可能なリールです、、

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