Grate Lakes S-30 | オールドリールのコト

オールドタックル

グレートレイクス S-30

グレートレイクスのダイレクトリールを紹介します。とくにメジャーでもなければ、希少性のあるリールでもないことを先に申し上げておきます。

グレートレイクスのS-30というリール自体はそれほど高精度でもなければ、特別な機構を備えているわけではなさそうです。1番の特徴といえば、紹介するキッカケとなったサイドプレートの彫刻です。

1950年代にミシンガン州で製造されたリールです。ブランドの創業は記事を見つけることができませんでした。プレートには”MARYSVILLE”の刻印があり、ミシンガン州メアリーズビルという街で製造されたことが伺えます。

他にも”LEXINGTON”の刻印のモデルも存在するようで、これはミシガン州レキシントンという村で製造されたリールになります。

メアリーズビルで製造されたモデルの方が古いようで、作りも丁寧という記事もありましたが、わたし自身が見比べたわけではないので、名言はできません。

カラーバリエーションはいくつかあるようで、樹脂製のサンドパーツとハンドルツマミが同色にして展開されていたようです。今回紹介のモデルはハンドルが交換されてしまっているのでしょうか?

ブルー、レッド、グリーン、ホワイト、など思っていた以上にバリエーションがあり、機会があれば種収集してみるのも楽しいかもしれませんね。

価格推移は非常にリーズナブルで、レアカラー情報や状態による価格差までは掴むことができていませんが、海外のサイトでは1000円くらいから探せるようなイメージです。

日本国内ではグレートレイクス自体を紹介しているような記事もなく、アメリカのサイトでもあまり紹介されていることもないようです。

やはり人気も希少性も高いものではなく、サイドの彫刻についても高く評価されるようなものでもなさそうですね、、

この個体自体は、程度はまずまずといった感じで、細かい傷、樹脂パーツの削れがみられます。
しかし、驚いたことに回転性能は非常にスムーズでレベルワインダーが2往復してしまう性能です。

ただ、精密さはあまり感じないので、繊細なレベルを求めると方向性は合わないかと思われます。人とは違ったダイレクトリールを使ってみたい方は候補に加えてみるのもいかがでしょうか、、

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