Heddon BigBud #9410 | オールドルアーのコト

HEDDON

へドン ビッグバド(1975年〜)

へドンビッグバドをご存知でない方はいないと思います。ほとんどの方の第一印象は、「こんなルアーで釣れるのか?おもちゃルアーでしょ」と共通するに近いないです。しかし、このへドンの中で最もキャッチーなビッグバドは多くのバスアングラーに最高の釣りを経験させるルアーなのです。

見た目の通り、米バドワイザーのノベルティルアーとして作成されたルアーです。当初は顧客に配られる形で流通していたのですが、評判の良さから、へドンとバドワイザーとのライセンス契約を結んで1975年にカタログビューを果たしました。現在まで仕様やデザインを変えながらも釣具店に並んでいるへドンの人気ルアーです。

1970年代の発売当時は空前の大ヒットルアーとなり、発売当初の4年間で約40万個を売り上げたとの記事もあります。しかしながら生産中止になるまでのラスト1年ではわずか1万個弱の生産とのことでした。マーケットが広いことが理由なのか、売れなくなったと言われる数が1万個というのは驚きの数ですね。

今回紹介する個体は、バドワイザーステッカーの浮きが見られ、汚れが一部に見られますが、ほとんど使用された形跡がなく、タックルボックスの中で眠っていたのルアーではないかと思われます。
®︎マークの位置、ヒートンの取付方法から、2ndモデルと言われる1970年末〜80年代のモデルになります。

オールドビッグバドの入手は比較的容易で、使用されている個体ならば3000円前後〜手に入れる事が可能です。箱入りや未使用品になると5000円以上で取引されるものもありますが、国内で十分探していけます。もちろんビッグバドの中でもコレクターを魅了する高額で取引されるレアモデルも存在します。

出典”HEDDON CATALOGED LURES 1902-1984″

それは1stモデルです。見分け方は®︎マークが”HEDDON BIGBUD”ネームの下に位置している事(通常はネーム横)、眼のペイントが全体的に非常にぼやけた”ムーンアイ”と呼ばれるアイになっていることです。一部、”2ndモデルムーンアイ”も存在しており、個体数ではこちらが少ないようです。オールドビッグバドと呼ばれるのは、1st、2ndモデルのリアブレードの取付がボディーにヒートンが直差しになっているモデルです。

ビッグバド自体をアクションさせることは容易で、投げて巻くだけ。アングラーまで聞こえるほどの派手な金属の干渉音を出して水面をウネウネとうごめき、その様相がバスにはたまらない音と動きなのだと気づくのは、お使いになればわかるはずです。ボックスに入れて持っていくまでは躊躇するでしょうが、次回からはスタメンになることは間違いないです、、

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