Heddon Meadow Mouse Spook #9800 | オールドルアーのコト

HEDDON

へドン メドウマウススプーク(1956年〜)

メドウマウススプークは、1956年にはじめてカタログ掲載がされました。もとは1920年代〜1930年代のウッドメドウマウスが原型となります。名前のとおりネズミを模したルアーになりますが、バスが小動物をも捕食することは知られていますので、バスがネズミを食べるのは違和感はないのでしょう、、

ウッドモデルからのチャームポイントである「眼、耳、尾っぽ」はスプークモデルでは簡素になってしまいました。眼は初期モデルでしたらピンが目玉になっていますが、後期以降はペイントになりこするとファー塗装と一緒に剥がれてしまい、耳はプラスチック成形になりました。一番のポイントである尾っぽはプラ製でもしっかり健在なので、嬉しいですね。

メドウマウススプークは、前期後期で形状に変更がありました。ウッド期のフォルムに近い先細りの1stモデル(前期)は1956〜68年に製造されました。以降は今回紹介している後期タイプは、1969年以降のモデルになります。くびれがはっきりして、やや太めの愛くるしいフォルムになりました。

↑1956〜1968年(1stモデル)      ↑後期1969年〜

尾っぽにも年代によって違いが現れており、初期のころはレザーの尾っぽがウッドのピンにより固定されており、その後レザーのビス留めになります。1970年代になると太めで先が細くなったスウェード生地に、1980年代では細いスウェード生地の尾っぽになります。
初期の頃にラバー製の細い尾っぽだった期間があるようですが、調べがつきませんでした。

取引されている価格自体は、初期モデルであれば状態良いモノで5000円前後、後期モデルであれば1000円〜探すことが可能です。気軽にたのしめるオールドへドンひとつと言えるでしょう。
アクションは、非常に容易で投げて巻くだけです。早く巻くことで1m以上潜らせることもできますが、トップウォータールアーとして水面をウネウネと引き波を立てて使いたいところです。

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