Heddon Lucky13 #2500 | オールドルアーのコト

HEDDON

へドン ラッキー13

ラッキー13はすでに3回ほど紹介していますが、今回はウッド製ラッキー13のご紹介です。
1920年から世におくりだされ、すでに100歳。間違いなくルアー史に深く刻まれたへドンの名作チャガープラグになります。

こんな歴史あるラッキー13にも前身となる、へドンルアーが存在します。”#2000ウイグルキング”と呼ばれるカタログには掲載されなかった幻のモデルも存在します。価格は抜きにして探せば見つかるルアーなので、ご興味ある方は見つけ出してみてください。

もともとはウッド製のラッキー13ですが、今ではプラスチック製が主流で、人気もザラなどと同じくプラスチック製が圧倒的です。ウッド製は1950年代まで作られていたようで、今回紹介しているモデルは、ウッド最終期のタイプになります。

この個体の状態はやや使用感がありながらも、全体的にツヤあり、またレッドヘッドの色あせも見られないので、まずまずのコンディションと言えます。ベリーのホワイト部分の焼け具合とエイジクラックがウッドへドンの味を引き立てていますね。

ウッド最終期のころの1950年代はゴールドペイントアイ(通称:金目)で、70年代プラ製の吹き目には及びませんが(笑)、丁寧なペイントでしっかりと表情が現れています。当時のへドンの作りの良さはバツグンで、各部分の塗装はもちろんですが、ウッドの削りにネームステンシルのフォントと良いハンドメイドルアーのお手本のようなルアーなのです。

この”PRH”というカラーは「シャイナースケールレッドヘッド」といいます。レッドヘッドにスケール(ウロコ)模様、スケールの奥に薄いピンク色が伺えます。1927年から使用されているへドンの定番カラーです。一見、シンプルにみえるカラーでも塗装工程のかかるカラーがあることがわかります。

1950年代のウッドラッキー13の価格帯は、3000〜5000円ほど。状態を気にせず、ガンガン使用する用の個体でよければ、新品プラスチックを買うのと同じくらいで買えることもあります。やはりウッド製は敬遠される傾向にあり、ウッド好きの方には喜ばしいことですが、ウッドへドンでしか感じられない風合いもあるので、手に入れてみて下さい。

アクションは浮力は強めながらウッドならではのヌメっとした水がらみがあり、チャガーという位置付けになるイイ音を出してくれます。サイズ的にはハイプレッシャーフィールドではやや苦戦しますが、へドンのオリジナルサイズで釣れるバスは思い出に残るサイズである事が多いです。ご自身の腕を信じて、ウッドのラッキー13を使い倒してみてください。よい釣りになる事を願うばかりです、、

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