Heddon ZaraⅡ #9240 | オールドルアーのコト

HEDDON

へドン ザラ2(1976〜)

ザラ2は、2回目のご案内になります。1976年にカタログ登場のわりと歴史の浅いモデルになります。
特徴は、ずんぐりむっくりの如何にもテーブルターンが得意そうな見た目のペンシルベイトです。
1970年代プラスチックへドン全盛期の代表モデルになります。

当時はザラ2のボディが使いまわされているルアーがたくさんありました。とはいえ、ザラ2自体が使いまわされたルアーです。”210サーフェイス”のプラスチックモデルが1975年に発売され、そのエリマキを外して、翌年1976年に登場となるのですね、、

その名残りでザラ2の脳天には、エリマキを留めるために開けられたビス穴が空いていますいますね。
このザラ2ボディは、他にも前後にペラをつけたWスイッシャーの”ウンデッドスプーク”。
逆向きにしてリアペラを取り付けた”ウンデッドザラ”があります。全部で4パターンの合理的なルアーです。

そんな合理的なルアーではありますが、現行品と1970年代80年代のオールド品では仕様の違いが見られますので、ポイントを押さえておいた方がよろしいかと思います。わかりやすく見た目が異なるため、簡単に見分けることがきるとはずです。

オールドザラ2の見分け方のポイントは3点。
「縦割れ・吹き目仕様」「脳天の穴」「ゴトゴトラトル」。


1970年代なのでボディ接合は“縦割れ”です。上からでも下からでも簡単にわかります。
脳天の穴は、先に書いた通りでビス留め用の穴が開いており、
ゴトゴトラトルは、振れば一発でわかります。クリアボディだと、内側が粉を吹いて曇って見えないかもしれませんが、リアウェイトを兼ねたラトルがボディ後方に入っています。

実はザラ2の仕様の中で、上記に書いていない細かな仕様の違いで取引の価格差に大きく影響を及ぼすモデルも潜んでいるのです。ラインタイの部分なのですが、ワッシャーが挟まれた仕様は発売当初の1976〜1978年頃までにあった仕様です。

他には、鼻先にヒートンが真っ直ぐつけられた“ノーズラインタイ”というモデルですが、これは1970年代末期の一部にあった仕様で、カラーは「14KCD、SO」にのみ存在していたようなのです。これは非常に貴重なモデルで数万円での取引になっています。

スミス別注のスミスカラーのザラ2も、いまだに高額帯での取引がされている状況ではありますが、オールドでも通常カラーならば、1500円ほどから入手可能です。ピンポイントでねちねちとバスを誘い出すには、最適なヘドンルアーのひとつです。ここぞという外せないポイントを見つけた際は、1番手で投げてみては如何でしょうか、、

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