Recoad Ambassadeur 5000 | オールドリールのコト

ABU

レコード アンバサダー5000 (1952-56年)

レコードアンバサダー5000を紹介します。レコードアンバサダーは現在までのABUアンバサダーの元祖にあたるモデルで、またベイトリールの歴史に大きく影響を及ぼしたリールと言えます。

当時からフリースプール機構のベイトリールとしてほぼ完成されていたようで、同タイプのアンバサダーリールの機構は分解するとわかりますが、ほとんど同じ仕組みで機能しています。

レコードアンバサダーといえば、サイモン下村氏をはじめとした方々が研究に研究を重ねて、歴史を紐解いてくれており、様々な事実が書籍やweb上に記録されています。

今回紹介するレコード5000は、後期にあたるモデルなので、希少性でいえば敷居の低い部類になります。レコードアンバサダーの特徴といえば、魚をモチーフにした”RECORD”ロゴです。

傷が多少あるので、コレクターの方々にはイマイチかもしれませんが、無地のレザーケース、スペアパーツボトルが付いています。程度は70年経過したリールとしては非常に綺麗な部類です。

レコードアンバサダーはサイドカップとフレームのアルマイト塗装の色合わせのために内部に目印の傷がつけられているのも特徴的です。一台一台、色味まで管理されていたことが伺えます。

赤いレコード5000であれば、探せば手に入れることは可能です。今であれば50,000円ほどで手に入れることが可能です。現行の高性能リールほどの価格です。

初期のシリアルナンバーなし、SGモデル、グリーンやブラックなどの一生お目にかかることのできないモデルも存在するようです。見た目は同じようなアンバサダーでもとんでもない希少価値のモデルも存在します。ご自身の所有してるモデルももしかしたら、、、。

タイトルとURLをコピーしました