Heddon #110 River Runt

HEDDON

weight 14g
length 7cm
material wood
date 1929-1952

知る人ぞ知る。
あのリバーラントのウッドモデル。

リバーラントといって、
一般的にイメージされるのは
リバーラントスプークのことで、
プラスチック製のあのプラグのことだ。

これはその前身モデルのウッド製の
初代リバーラントになる。
ウッド製、ちょうど良いボディサイズ、
お馴染みの金属リップ。
そしてシンキング仕様となる。

ウッドリバーラントの歴史は古く、
1920年代末期からラインナップされ、
スプークモデルと併売されながら、
1950年代初頭まで作り続けられた。

もちろん1920-30年代の
ウッドへドンといえば、
Lリグ、グラスアイの仕様が標準的
だったため、リバーラントの
初期モデルには、
Lリグ、グラスアイの仕様が存在する。

リバーラントスプークの大ヒットで
ウッドモデルの存在感は非常に薄い。

数十年まえのカタログデータでは、
スプークが1ドルに対して、
ウッドが0.9ドル前後とスプークの方が
高い価格設定となっているのも面白い。

スプークの方が、後発組で、
かつ大量生産向きだったにも
関わらず高い価格設定だったという
ことは、スプークの方が需要が
あったのではないかと推測できる。
当時の先端技術だったから、単純に
高いだけかもしれないが。

当時の状況はわからないが、
ウッドの希少性が高いことは
間違いなさそうだ。

実際、私の感覚では、
ウッドリバーラントは、国内よりも
海外での取引の方が活発なのが実情で、
それがあまり国内に入ってこない
ことに繋がっている。

グラスアイのモデルだと5000円ほどから
提供されるが、普通のモノで大体
3000円〜提供されることが多い。
意外と国内のバイヤーから入手する方が
お得に買えるオールドへドンのひとつだろう。

タイトルとURLをコピーしました