Heddon #1600 Crab Wiggler

オールドタックル

weight 24g
length 10cm
material wood
date 1915-1929

創業期HEDDONにラインナップされた
フローティングタイプのダイビングプラグ。

1910年代から約15年に渡り、
アーリーヘドンの最盛期に
ラインナップされていたウッド製の
ダイビングプラグ。

1910-20年ごろは、
専用の金属パーツが搭載された
個性的なプラグが多数あり、
これもそのひとつに挙げられる。

当時のヘドンの金属パーツは、
Heddon Dowagiacの文字が
刻印され満足度の高い仕事が
施されているのも特徴になる。

クラブウィッグラーは、
約15年の間に数回の
マイナーチェンジが行われている。

初期モデルと呼ぶのは
1915〜1916/17年あたりまでだろうか。

リップはU字タイプで3点留め。
ラインタイは、
「インチワームラインタイ」と
呼ばれる波型形状のモノがついている。

その後1920年ごろからは
ラインタイは下向きのシンプルな
ものになる。これにも2種類ある。

ビス2点留めのタイプと
先端ねじ込み+ビス1点留めタイプ。

おそらくビス2点留めの方が
初期に近い方ではないかと推測される。

そして、1922年あたりからは、
リップはO字型へ。リップと
いうよりも「カラー(エリマキ)」と呼ぶ。
いわゆる後期モデルになる。

この後期モデルのカラー(エリマキ)には
私も知らなかった丁寧な仕事が見られる。

表面のHeddon Dowagiac刻印
だけではなく、ルアーを裏返すと
『Crab Wiggler』の刻印が薄らと
確認することができるのだ。

1930年代以降のHeddonでは、
工業製品としての色合いが強くなり
ここまでの仕事は見られなくなる。

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