Heddon Big Tiger #1040

HEDDON

へドン ビッグタイガー(1967〜83年)

へドンタイガーは、リップ付きのミノープラグではありますが、深く潜るコンセプトで作られたルアーではなく、水面直下をウネウネと引き波をたてて泳ぐウェイクベイトやライブリーと分類されるモデルになります。人気は非常に高く、プラスチック製へドンの中でも抜群に高額に取引され、コレクション製の高いルアーのひとつです。

今回はタイガーの中でも、もっともBIGなモデル、ビッグタイガーを紹介します。カタログに登場したのは1967年と記録があります。その後1983年まで製造されたプラグです。ミノーとしてはとにかく大きいルアーで、背が高くザラスプークよりも長いのです。

タイガーはスモールサイズから1010→1020→1030→1040と4サイズ、そして1010、1020にはディープダイビングのロングリップモデルの展開になります。サイズは5cmから13cmまで幅広いサイズを展開していることが、へドンの力が注がれたモデルというのはわかります。

ビッグタイガーは、そのサイズから対象魚も大型魚へ向けられヘビーデューティ仕様になっています。リグはヒートンではなく埋め込み金属プレートで2ndザラスプーク風味です。
またタイガーといえば、リップの形状です。ギザギザとしたリップにも理由があり、不均一に水をつかみ、逃すことで不規則なアクションを生み出すために設計されているようです。

今回紹介するビッグタイガーは、比較的きれいな状態を保っています。SSカラーのラメフレークは一部剥がれ、残ったラメにもキラキラ感が失われています、、ややカラーは色あせ気味ではありますが、クリアがオールドの艶かしさを表しているように感じられます。

後にプラドコ社より発売された復刻との見分けがやや難しいようにワタシは思います。オールド、復刻ともにネームが”HEDDON BIG TIGER”、”HEDDON TIGER”ともに存在しているようです。ボディの貼り合わせを見るとプラドコ復刻はやや雑な仕上がりではあります。透明のリップ部分は確認がしやすいのかなとは思います。

人気はあるものの、圧倒的にワンサイズ下の”マグナムタイガー#1030″の方が人気があります。サイズも対象魚をバスにすれば当然かなとは思われます。ビッグタイガーのキャストはボディとリップが抵抗になり、とにかく定まらない上に疲れます。しかしながらボックスでの存在感とブリンブリンと引き波を立てながら、でかいバスを誘い出す様は圧巻であります。ロッドと手首を痛めないようにビッグルアー縛りの釣行の際はお忘れなく、、

参考:HEDDON CATALOGED LURES 1902-1984

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