オールドへドンの見分け方 アイ(眼)編

オールドルアー見分け方

オールドへドンを選ぶ際に「吹き目」「書き目」というのを目にしたことがあるますね。1939年からのオールドへドン(プラスチック製)では、年代によってアイのペイント方法が異なります。
わかりやすいモノもあれば、目を凝らさないと判断に迷うものまであり、それだけアイを確認しての判断は重要なポイントになるのです。オールドタックルは、どの年代なのかによって価値も変わりますし、そのことを知らなかったが為にチャンスを見落としたり、失敗をしたりと必ずチェックしなければならないポイントです。

へドンのアイには、どんな種類があるのか?

プラ製へドンのペイントアイに限定してどんな種類があるかというと、、
カラーは「黄目、金目、白目」
ペイント方法は「書き目、吹き目」
まずはこれらを押さえておけば良いかと思います。というより、コレだけ覚えればなんとかなります。

「黄目 金目」って何年モデルのこと?

はじめに「黄目」「金目」と呼ばれるカラーについてです。
これらのカラーは「白目」にあたる部分の色をさしています。
へドンでプラスチック製ルアーがラインナップに加わった1939年から「金目」が塗られます。

金目(ゴールドアイ)

1940年代、50年代の製品は金目。初期プラスチック製はほぼ金目です。ザラ、チャガー、ラッキー13はもちろんのことリバーラント、ヴァンプなども金目です。

黄目(イエローアイ)

1950年代中盤から1960年代初期は黄目に。金目との境界線が調べきれませんでしたが、黄目の期間が一番短いです。10年未満だと推測されます。また、一部ルアーにしか使用されなかったのかもしれません。

白目(標準カラー)

1960年代中盤からはクリーム色っぽいホワイトカラーが現在までの標準仕様になります。
(1970年代〜のGR、BRSカラーには標準黄目、GRAは標準赤目)

「書き目 吹き目」って何年モデルのこと?

つづいて「書き目」「吹き目」についての説明です。
これらは「黒目」に当たる部分のことをさします。ペイント手法が違うことで、二種類存在しています。

書き目(ペイントアイ)

1940〜1960年代は書き目。手描きなのでズレが出ずらく、かつ輪郭がハッキリしています。ポイントに塗料を置くという描き方のため、ややこんもりしています。
1990年代も書き目です。感覚になってしまいますが、オールドの書き目とはなんか違い、目力が弱目です。

吹き目(スプレーアイ)

1970〜1980年代は吹き目。エアブラシによって描かれます。完璧なアイの中心を狙ってエアブラシを吹くことが難しいために、ズレて描かれることがおおく、輪郭もぼやけます。黒目のズレにより個体ごとに違った表情をしています。

つまり・・・

眼を見れば、おおよその年代が見えてくるかと思います。”オールドは吹き目”だと書かれているような記事も見受けられましたが、吹き目以前は書き目だったので、このような思わぬチャンスを見逃してしまうことのないように白眼黒目を両方チェックしてみてくださいね、、


1930年代〜1950年代:ゴールドアイ&書き目



1950年代〜1960年代:黄目&書き目



1960年代:白目&書き目



1970年代(71年ころ〜):白目&吹き目



1980年代:白目&吹き目



1990年代:白目&書き目(60年代と被りのため要注意!)

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